inserted by FC2 system
HISTORY OF SAVANNA RX-3.



とんがり〜ガンとばし〜ノーズ編
1973年6月7日、ちょっと大掛かりなマイナーチェンジが発表されました。1番よく しられているとんがりノーズの登場です。同時にワゴンにも12Aが搭載されて「ワゴン GR」になりました。ワゴンを除く12A車、クーペGSUとセダンGXには「REマテ ィック」と呼ばれるオートマティック車が追加されました。 とんがりノーズとともにテールランプも変更されました。これまたよくしられている「六 角テール」です。フラッシャーランプもオレンジ色にかわり、安全面の変更がなされてい ます。これをV型としましょうか。このV型は生産期間が短いので現存数も少ないようで す。
74 coupe 74 sedan

サバンナAPの登場編
1973年7月28日、先に登場した「ルーチェAP」のパワーユニットを搭載して優遇 税制に適応させたAPシリーズ第2弾、「サバンナAP」が発売されました。エンジンは、 REAPS‐2仕様の12Aで排ガス対策をクリア、出力は、 最高出力:120PS/6500rpm. 最大トルク:16,0kgm/4000rpm.
出力の低下はないものの、サーマルリアクタやエアポンプ等で重量が増加しています。 また、排気系の熱量は半端じゃないです。床が熱くなるのがマット越しに伝わって来るほ どです。それどころか長時間運転するとレールを伝わってシートが熱くなりますからお尻 が熱くて乗っていられないって感じですね、あれは。あの特徴的な四角いディフューザー はこの時から登場しています。あれはあれでいい味出してると思いません?(笑)
ちなみにこの時のAP車は12A搭載のREマティック車のみで、マニュアルシフトのクルマはまだA Pにはなっていません。技術上の理由みたいです。というわけで、これが4型ですかね。 このあと、1973年11月、AP車のマニュアルミッション車(4速&5速)を追加発 売開始、1974年11月にはAPをREAPS4に進化させた「AP・GT」発売。 10A型エンジンは48年規制対策が困難なため1974年11月をもって廃止された模様。


ワゴンの生産打ち切り
これは元ディーラーのメカの人に聞いた話なので確定情報ではないのですが、ワゴンは、 76年前半で生産打ち切りになっていたんだそうです。76年後期以降は在庫の車両のみ 扱っていたそうです。クォーターパネルに付いている「SAVANNA」のエンブレムは 76年製造車では形が違います。年式で注文したら四角くて黒いプラスチック製のものが 届いたので確認してもらったところによると、あのメッキのエンブレムは75年までなん だそうですよ。びっくりですねぇ・・・。

マイナーチェンジ(エアダムタイプ)編
実はここから先は正確な資料がありませんので、間違いも有るかと思いますがご容赦くだ さいませ。
1975年10月、REAPS5に進化して51年排ガス規制をクリアしたサバンナAP が登場。フロントエプロン(バンパーの下の部分)がエアダム形状に変更され、直進安定 性の向上が図られています。 また、グレードの前に「AP」がつけられています。「APセダンGR」とか、「APス ポーツワゴンGR」とか。管理人のサバンナワゴンはこのタイプです。このタイプはチン スポイラーの市販品がないのでみなさん苦労しているようです。
SAVANNA AP

マイナーチェンジ(衝撃吸収バンパー)編
1977年、最後のマイナーチェンジが行われます。大きな変更点は、前後に衝撃吸収バ ンパー(取り付け位置も違います。)、これに合わせてフロントコンビネーションランプ も変更されています。ファミリアREクーペなどと共用です。さらにテールランプも変更 を受けて、各レンズが大型化されて視認性は向上しましたが見た目には味気ないデザイン になりました。その他にはそれまでメッキ(ステンレス)だったモール類がブラックアウト されました。ステアリングのデザインも変更されていますが、これはこのMCのちょっと 前から変わっているようです。伝説の限定車「V100」はこの型の「AP・GT」をベ ースに作られています。フロントフェンダー後部の「V100」エンブレム以外はほぼベ ース車両からの変更は無いようです。
lastmodel
lastmodel

1978年3月・サバンナRX−7発売開始
ここに初代サバンナシリーズは歴史を閉じました。

参考文献:カーグラフィック(二玄社)
ご協力:東京都・タナカさん


←BACK inserted by FC2 system